困ったときの対処
同梱リポジトリ版: (ZIP配布物ではここにバージョンが記載されます)
この文書は、問題が起きたときにデータを失わず状況を切り分けるための案内です。直そうとしてファイルを消す前に、まず一次対応を行ってください。
最初に行うこと
問題が起きても、すぐにファイルを削除・改名・上書きしないでください。特に __resource__/__tmp__/__stage__/ と __resource__/__escape__/ は、未統合の編集や復旧用データを含むことがあります。
次を確認します。
1. エラー表示と対象ファイル名を控える
2. ワークスペースと対象ファイルの空き容量・書込み権限を確認する
3. 差分管理で未統合の変更が残っていないか確認する
4. 必要ならワークスペース全体を別の安全な場所へコピーしてから調査する
コピーを作るときは、アプリを終了してからワークスペースのフォルダ全体を複製します。__resource__ を除外しないでください。
よくある状況
| 状況 | 一次対応 | 理解しておくこと |
|---|---|---|
| ノートが保存できない | 保存先の書込み権限、空き容量、同名ファイルのロックを確認する | 元ファイルを守るため、保存失敗時は統合を中止します |
| 変更が見えない | 差分管理を開き、stage があるか確認する | 編集中の変更は、原本とは別に stage へ保護されることがあります |
| 以前の状態へ戻したい | 「保存 > 復元/バックアップ...」を使う | バックアップは統合前に作られます。未統合の変更との関係を確認してください |
.clro と .clrop を取り違えた | 拡張子を変更せず、元の名前へ戻す | .clro はノート、.clrop は PDF 注釈 JSON です |
.md が期待どおりに見えない | .txt ではないか、文字コードや内容を確認する | .md は .clro と同じ Markdown/MD4C 経路です |
| アプリを閉じるときに未統合の変更が表示される | 内容を確認し、保存するか差分管理を開く | stage は作業途中を守るためのもので、原本への保存とは別です |
| PDF やノートを移動・改名した後に問題が出た | 変更前のワークスペースコピーへ戻し、差分管理を確認する | 注釈データや stage は元のファイルとの対応を保って扱います |
| Lite版で DOCX/PPTX をドロップしても PDF にならない | PDF を用意してから取り込むか、通常版を使う | Lite版は変換 runtime を含まないため、Office-to-PDF 変換は行いません。ウィンドウ名に Lite と表示されます |
| 通常版で「LibreOffice変換ランタイムが見つからない」と表示される | 通常版のZIPを新しい空フォルダへ展開し直し、フォルダ内のファイルを混ぜずに起動する | runtimeが欠けてもLite版には切り替わりません。通常版の配布フォルダ一式を復元します |
| 通常版で Office 変換後の見た目が元文書と異なる | 変換後の PDF を確認し、必要なら元文書のフォントやレイアウトを調整して変換し直す | DOCX/PPTX 変換は試験的です。Microsoft Office やオンライン変換サービスは使用せず、同梱 LibreOffice でローカル変換します |
| 起動時に「Windows によって PC が保護されました」と表示される | 「詳細情報」をクリックし、現れた「実行」ボタンを押す | インストーラーのない未署名ZIP配布物のため表示されます。1回許可すれば次回からそのまま起動できます |
| 操作時に Windows の「一般の警告音」が鳴る | 鳴った操作、アプリ版、Windows の版を控える。Windows の音を無効にすることで問題を受け入れない | この音は意図した通知ではなく、未解消の既知問題です。ファイルが壊れたことを示すものではありませんが、再現情報を添えて報告してください |
| 「プログラムから開く」でPDFを開くと案内が出る、または目的のファイルが開かない | 対象ファイルがワークスペース内にあるか確認する。ワークスペース外のファイル単体閲覧は「読み取り専用ソフト(readonly_viewer.exe)」を使う | メインソフトはワークスペース内のPDF/画像ファイルを直接開く仕様です。ワークスペース内のファイルであれば「プログラムから開く」で開けますが、外のファイルは安全案内が表示されます |
解決のための知識
ファイルの開き方とソフトの使い分け
- メインソフト (
pdf_note_workspace.exe):
ワークスペース内の PDF や画像ファイルを「プログラムから開く」で指定すると、該当する講義・セッションと同期して直接開きます。注釈の編集・保存を行う場合はこちらを使います。
- 読み取り専用ソフト (
readonly_viewer.exe):
ワークスペース外にある任意の PDF、Markdown、TXT などのファイルを単体で確認・閲覧したい場合に適しています。「プログラムから開く」に指定すれば、ワークスペース保護に制約されず直接閲覧できます。
stage と原本は別です
stage は編集途中を保護するためのデータで、原本への保存が完了したことを意味しません。Ctrl+S などで統合したときに、原本が更新されます。
.clro は通常テキストです
.clro は UTF-8 のノート本文です。見慣れない拡張子ですが、バイナリ形式ではありません。形式の選択は What_is_File_Formats.md を参照してください。
復旧データは問題を調べるまで残します
__escape__ や stage を消すと、復旧できる情報まで失う可能性があります。削除は、内容と不要になったことを確認してから行ってください。
相談・記録に役立つ情報
問題を再現できる場合は、次を控えると原因の確認に役立ちます。
- 何をしようとしたときに起きたか
- 表示されたメッセージ
- 対象の PDF、ノート、注釈ファイルの種類
- 保存前か保存後か、未統合の変更があるか
- アプリの版番号と Windows の版
個人情報や PDF・ノート本文をそのまま共有する必要はありません。必要な場合だけ、複製した作業用データで確認してください。